昨今の空き巣の手口に対策して鍵も日々進化しています。
空き巣の手口というと少し昔はピッキングで侵入するというものが多かったです。
しかし最近ではピッキングの被害も減ってきたようです。
それは多く家庭でピッキングできない鍵を使うようになったためです。
最近ではどのような手口で侵入されているのかというと、実は住人の施錠忘れによる侵入が非常に増えているようです。
せっかくいい鍵を使っているのに空き巣に侵入されてしまうのでは何の意味もなくなってしまいます。

最新の鍵ならそのような問題も解消することができます。
注目されているのは電気錠システムです。
玄関に取り付けた機器を鍵として使うことができるものです。
色々なタイプがあるのですが、例えば暗証番号のボタンを押すと開けることができるタイプがあります。
ピッキングなどの心配もありませんし、ドアがしまったら自動で施錠されるので鍵の締め忘れも防ぐことができるのです。

ID認証システムを導入した鍵もあります。
予め登録してある人でないと鍵を開けられることができないというもので、企業などでは既によく導入されています。
防犯性を重視するのであればおすすめの電子錠です。

また、両手がふさがっていても近づくだけで開けられるスマートキーもあります。これは既に車の鍵ではおなじみになっているものですね。

バイクのエンジンキーを挿して回そうとしたら刺さったまま折れてしまうということがあります。
カギが抜けなくなるのでかなり絶望的な気分になる瞬間です。
こういったトラブルがあった場合にはバイク屋に相談するよりも鍵屋に相談したほうが早いでしょう。そのほうが費用も安く収まることが多いようです。
バイク屋さんというのはカギが専門ではないのでシリンダーごと交換してしまいます。しかし、鍵屋さんはバイクのみならずシリンダー全般の専門家です。
シリンダー内に残っている鍵を取り除くことができるのです。
細い先端が鈎状になっている道具を使って鍵を取り出してくれます。作業は大体数分で終わります。取り出すだけなので部品代などもかかりません。

鍵の中折れを防ぐためにはそのトラブルに未然に気づく必要があります。
抜き差しの時になにか違和感があったり、エンジンをかけるときに抵抗があるようでしたら鍵が折れる可能性が高いです。
鍵が曲がっていたり、錆びていたりするのです。金属疲労を起こして鍵が折れてしまうのです。
ですから、鍵が抜けなくなる前にこの状態になっていたら鍵屋さんを呼んで予め修理してもらうのがいいでしょう。

シリンダー自体に問題がある場合はシリンダーの交換となります。ホコリや雨水などがたまってシリンダーが壊れてしまうことがあるのです。
潤滑剤を使って自分でお手入れすることも可能ですので日頃バイクのメンテナンスをするときについでに鍵穴も手入れしてみてください。

鍵を紛失した時、どのような対応をまずしたらいいのでしょうか。
もし賃貸に住んでいるのであればまず最初に大家さんや管理会社に連絡をする必要があります。賃貸ですから大家さんや管理会社がスペアキーを持っている可能性があります。
スペアキーが手に入れば部屋を開けることができるのでとりあえずは安心です。
しかし、なくした鍵が見つからないのであれば鍵を交換した方がいいかもしれません。
この点に関しては大家さんや管理会社とよく相談する必要があります。管理者としては鍵を交換してほしくないと思っているかもしれないからです。
退去時に元の鍵に戻すなら交換しても構わないという場合もありますので条件をしっかり確認した上で交換するようにしましょう。

鍵を失くした時に困らないように近所の信頼出来る人に鍵を預けておくのも一つの手でしょう。
実家や親戚の家などが近くにあるのでしたら鍵を預けておいてもいいと思います。
信頼できる友達なら鍵を預けてもいいかもしれませんが、極力他人には預けないほうがいいかもしれません。

こうしておくと万が一鍵をなくしてもなんとかなります。

友達も親戚も管理会社も頼れないようなら鍵屋さんに相談しましょう。鍵屋に頼めば鍵を開けてもらえますし新しい鍵を作ってもらうことも可能です。万が一のために鍵を交換してもらうのもいいでしょう。

鍵屋さんに作業を頼んだ後は警察にも遺失物届けをだしておきましょう。もしかしたら誰かが拾って届けてくれるかもしれません。

知り合いの女性で一人暮らしをしている人がいます。
その人と先日食事をしながら話をしていました。
彼女はそこそこ人が多い住宅地のマンションの５階に住んでいるのですが、なんと夜寝るときは窓を開けっ放しにして寝ているのだそうです。
たしかに最近は夜暑いので窓を開けておきたい気持ちもわかります。
でも、女性の一人暮らしであまりにそれは無防備なのではないか？と思いました。
５階だからって泥棒が侵入しないとは限りません。
屋上から下に降りてくるような泥棒もいたりするそうです。
泥棒だけではありません。レイプ目的の犯罪もあるかもしれません。

彼女の実家は地方の田舎で、あまり鍵をかける習慣がなかったからこのように警戒心がないのかもしれません。でも、わたしからすると世間知らずにもほどがあると思います。
そう言っても彼女は「心配症だな～」と笑って流してしまいました。

たしかに田舎では周りに住んでいる人がみんな知り合いで、近所の人が勝手に敷地内に入ってきても気にする人なんて誰も以内のかもしれません。
しかし、このような感覚が都会でも通用するとは思えません。
安全な環境で生まれ育つと鍵の重要性もわからないのかもしれません。
しかし、後悔してからでは遅いです。ちゃんと防犯意識を持ってくれるようになればいいのですが。